味噌作り及び講演(@向山美和子の料理教室)
甲府の料理教室で味噌作りおよびビヨンドの理念などの講演を行ってきた。
参加者の皆さんが集まってきました^^

味噌作りにあたって、出来立ての麹をまずは見てもらい、触ってもらおう!と、皆に触ったり食べてもらったりした。
今日は簡易な味噌作り教室で、麹は出来上がりを使用し、大豆をゆでて混ぜるだけ。
麹はさらりと感じてもらうだけのつもりだった、、、
しかし参加者さんからは、意表をついて麹作りについての質問ばかり!
自分の場合は、何故か麹とは共に寝て、共に起きるほどの仲だったので質問に応えるのは簡単だったので良かった♪
普通、こんな事にスラスラ答えられないんじゃないかなぁ。
軽く味噌作りの手順を説明し、出来立てホヤホヤの麹(米、麦)の香りや味などを試して頂いたりした。
まさにできたてホヤホヤで、麦麹なんて、自己発熱して底のほうが暖かくなっている♪
こういうのを直に触れて、感じて欲しいんだよな~
「おぉ~、生きている!やっぱり生き物なんだ、、、」そんなことがはっきりと感じられるので。
まずは大豆を茹でるところから。
大豆は茹でると物凄い泡が出て、蓋をしていると物凄い勢いで吹き零れることがあるので、まず最初に出てくる泡や皮を取り除く。

その後に圧力鍋に移し替えて茹で始めた、、、ら!
うわ~、吹きこぼれた!
自分が圧力鍋でゆでた時には、鍋の中に落とし蓋をしていたのだが、今回は入れた豆の量が少ないので「まぁ、いいかな」くらいに思っていたのだが、、、
そして、吹きこぼれたのは新しい圧力鍋のみ、、、
自分が使っているのと似ている旧型のもの(30年ほど前のものらしい、、)は全然吹きこぼれなかった。
そして、出来上がりの豆の煮上がりも鍋によってかなり差がある。
自分の圧力鍋は向山先生の30年ものの鍋と似たような感じで、他の新型の圧力鍋は圧力がもっと高いみたいだ。
同じ時間ゆでてかなり柔らかくなってしまった、、、
自分はいつも大鍋コトコトでやっており、圧力鍋でゆでたのは一度だけなのだが、やはり自分としては大鍋の方が気も使わなくて楽かな。一気に大量にやりやすいし。
できた大豆を潰す。
この工程はやり方に寄って非常に労力に差が出る。
「それを肌で感じてもらいたい、、、」
そんな思いから、マッシャーで手で潰すのと、足で踏む二種類の方法で潰して頂いた。


皆さん、「ミキサーだとどうかしら?」とか、「手で潰すの大変なのよね~」などといろいろな意見を交換している。
そう、いろいろな選択肢があり、その中から自分にとって楽しいと思うものを選択すればいいのだ。
今回の参加者の方々は、自分が提案したやり方をかなり気に入ってくれたようだ。
「すごいアイデアね!これなら量が多くても楽ちんじゃない!」
「ミキサーだと片付けとか、いろいろ大変なのよね、、」
そう、自分も最初はいろいろと試したのだ。
瓶で潰してみたり、潰れがイマイチだったので瓶に水を入れて重みを増してみたり、すりこぎを使ったり、マッシャーを使ったり、、、
それで思った。うどん踏みみたいにやったほうがずっと楽じゃないか?
実際にはるかに楽だったのでそれを自分は採用しただけ。
皆で潰し、それを二等分した。
麹も二等分。一回で全部混ぜるのは、場所的に苦しかったので二回に分けたのだ。
そして、麹に塩を混ぜる塩切り。

塩きり麹を大豆と混ぜる。いよいよ仕込みの完成間近、、、
それぞれが同量持ち帰るのだが、自分の感覚では、その辺はアバウトでいいんじゃないの?
厳密に言えば、全体量を量り、それを等分して個々人の樽に入れていくのがいいとは思うが、樽は料理教室で用意してくれているので、全て同じカタチ。
だから入り具合を見れば、量りで重さを計らなくてもいいんじゃないかな?
そんな提案は女性陣には受け入れられたのだが、男性の方々は割りと厳密好みの人が多かったようだ^^


そして無事に仕込み完了!
昼食は流石料理教室!先生がビヨンドの味噌を使っていろいろな味噌料理を振る舞ってくれた。
味噌汁、味噌漬け、鳥の味噌焼き、そして味噌シフォンケーキまで!
女性は昼食作り、男性陣は洗い物を

ビヨンドの高菜漬けも


美味しく昼食を頂いた後、ビヨンドの紹介、通常の農業との違いなどをお話させて頂いた。
このような話はいつでもどこでもしている話なので、なんの準備も不要で簡単^^
農業をまるで知らなかったからこそのやり方が新鮮だったようで、話は興味を持って聞いて頂けたようだ。
「いや~、圧倒されちゃって、、、あんなこと(開拓)一人で全部できるものなの?!」
そう、毎回思うが、話せば分かる。分かってもらえる。
畑や自分の行動を見ている人は更に分かってくれる。
『出来ないなんていうのは思い込み、、、出来るところをもし見せる事が出来れば、「そんなこと出来るわけ無いだろ!」が「どうやってやるの?」に変わるんですよ♪』
今回仕込んだ味噌ができるのは好みにもよるが、10~12ヶ月後を予定している。
そんなに待てない。早く食べたい!と言う人から味噌の注文を受けた。
(持参したら良かったな、、、)
イベント終了後、向山先生と少し話した。
自然食品のようなものを求める声は多い、しかしながら、そのような商品はお金にゆとりがある人しか手が出しにくいものであることも多い、、、、、
北杜市のような自然食品が比較的沢山生産されるようなところでも、実際にそれらは都会などに売られていくことが多い、、、
労賃をタダにしても近所の農家から仕入れた原料で味噌を作ると市販のものを買うのよりもはるかに高い味噌になってしまう、、、それだと結局は市販の味噌を選択せざるを得ない人は多くなる、、
向山先生は自然食品と呼ばれるようなものが、一般市民の手に入りにくいことに強い疑問を感じているようだ。
そりゃぁ、そうだろうな、、、。
でも、この流れは変えられる。お金を抜きにして考えさえすれば、近くにある自然の恵みを、近くの人が喜んで食べるというのは実に自然なことのはずだ。それに気づく人が増えてくれば、今の流れは変化してくると思う。
実際にビヨンドの回りではそれが起きつつある。
NPOなどを通して助成金なども貰えることが出来たりしたら、味噌作りイベントなどの持ち帰り味噌の値段は低料金に設定することも可能なはず。
ビヨンドとしても協力できることがあればやりますので、また声をかけてくださいね。
参加者の皆さんが集まってきました^^

味噌作りにあたって、出来立ての麹をまずは見てもらい、触ってもらおう!と、皆に触ったり食べてもらったりした。
今日は簡易な味噌作り教室で、麹は出来上がりを使用し、大豆をゆでて混ぜるだけ。
麹はさらりと感じてもらうだけのつもりだった、、、
しかし参加者さんからは、意表をついて麹作りについての質問ばかり!
- 甘酒に使う麹と味噌用では違うのか?
- 種麹はどこで入手するのか?
- 種麹をまぶすときは米や麦が何度になった時?
- 米麹と麦麹ではどう違うの?
- 麹菌は麦1kgに対してどれだけ入れるの?
自分の場合は、何故か麹とは共に寝て、共に起きるほどの仲だったので質問に応えるのは簡単だったので良かった♪
普通、こんな事にスラスラ答えられないんじゃないかなぁ。
軽く味噌作りの手順を説明し、出来立てホヤホヤの麹(米、麦)の香りや味などを試して頂いたりした。
まさにできたてホヤホヤで、麦麹なんて、自己発熱して底のほうが暖かくなっている♪
こういうのを直に触れて、感じて欲しいんだよな~
「おぉ~、生きている!やっぱり生き物なんだ、、、」そんなことがはっきりと感じられるので。
まずは大豆を茹でるところから。
大豆は茹でると物凄い泡が出て、蓋をしていると物凄い勢いで吹き零れることがあるので、まず最初に出てくる泡や皮を取り除く。

その後に圧力鍋に移し替えて茹で始めた、、、ら!
うわ~、吹きこぼれた!
自分が圧力鍋でゆでた時には、鍋の中に落とし蓋をしていたのだが、今回は入れた豆の量が少ないので「まぁ、いいかな」くらいに思っていたのだが、、、
そして、吹きこぼれたのは新しい圧力鍋のみ、、、
自分が使っているのと似ている旧型のもの(30年ほど前のものらしい、、)は全然吹きこぼれなかった。
そして、出来上がりの豆の煮上がりも鍋によってかなり差がある。
自分の圧力鍋は向山先生の30年ものの鍋と似たような感じで、他の新型の圧力鍋は圧力がもっと高いみたいだ。
同じ時間ゆでてかなり柔らかくなってしまった、、、
自分はいつも大鍋コトコトでやっており、圧力鍋でゆでたのは一度だけなのだが、やはり自分としては大鍋の方が気も使わなくて楽かな。一気に大量にやりやすいし。
できた大豆を潰す。
この工程はやり方に寄って非常に労力に差が出る。
「それを肌で感じてもらいたい、、、」
そんな思いから、マッシャーで手で潰すのと、足で踏む二種類の方法で潰して頂いた。


皆さん、「ミキサーだとどうかしら?」とか、「手で潰すの大変なのよね~」などといろいろな意見を交換している。
そう、いろいろな選択肢があり、その中から自分にとって楽しいと思うものを選択すればいいのだ。
今回の参加者の方々は、自分が提案したやり方をかなり気に入ってくれたようだ。
「すごいアイデアね!これなら量が多くても楽ちんじゃない!」
「ミキサーだと片付けとか、いろいろ大変なのよね、、」
そう、自分も最初はいろいろと試したのだ。
瓶で潰してみたり、潰れがイマイチだったので瓶に水を入れて重みを増してみたり、すりこぎを使ったり、マッシャーを使ったり、、、
それで思った。うどん踏みみたいにやったほうがずっと楽じゃないか?
実際にはるかに楽だったのでそれを自分は採用しただけ。
皆で潰し、それを二等分した。
麹も二等分。一回で全部混ぜるのは、場所的に苦しかったので二回に分けたのだ。
そして、麹に塩を混ぜる塩切り。

塩きり麹を大豆と混ぜる。いよいよ仕込みの完成間近、、、
それぞれが同量持ち帰るのだが、自分の感覚では、その辺はアバウトでいいんじゃないの?
厳密に言えば、全体量を量り、それを等分して個々人の樽に入れていくのがいいとは思うが、樽は料理教室で用意してくれているので、全て同じカタチ。
だから入り具合を見れば、量りで重さを計らなくてもいいんじゃないかな?
そんな提案は女性陣には受け入れられたのだが、男性の方々は割りと厳密好みの人が多かったようだ^^


そして無事に仕込み完了!
昼食は流石料理教室!先生がビヨンドの味噌を使っていろいろな味噌料理を振る舞ってくれた。
味噌汁、味噌漬け、鳥の味噌焼き、そして味噌シフォンケーキまで!
女性は昼食作り、男性陣は洗い物を

ビヨンドの高菜漬けも


美味しく昼食を頂いた後、ビヨンドの紹介、通常の農業との違いなどをお話させて頂いた。
このような話はいつでもどこでもしている話なので、なんの準備も不要で簡単^^
農業をまるで知らなかったからこそのやり方が新鮮だったようで、話は興味を持って聞いて頂けたようだ。
「いや~、圧倒されちゃって、、、あんなこと(開拓)一人で全部できるものなの?!」
そう、毎回思うが、話せば分かる。分かってもらえる。
畑や自分の行動を見ている人は更に分かってくれる。
『出来ないなんていうのは思い込み、、、出来るところをもし見せる事が出来れば、「そんなこと出来るわけ無いだろ!」が「どうやってやるの?」に変わるんですよ♪』
今回仕込んだ味噌ができるのは好みにもよるが、10~12ヶ月後を予定している。
そんなに待てない。早く食べたい!と言う人から味噌の注文を受けた。
(持参したら良かったな、、、)
イベント終了後、向山先生と少し話した。
自然食品のようなものを求める声は多い、しかしながら、そのような商品はお金にゆとりがある人しか手が出しにくいものであることも多い、、、、、
北杜市のような自然食品が比較的沢山生産されるようなところでも、実際にそれらは都会などに売られていくことが多い、、、
労賃をタダにしても近所の農家から仕入れた原料で味噌を作ると市販のものを買うのよりもはるかに高い味噌になってしまう、、、それだと結局は市販の味噌を選択せざるを得ない人は多くなる、、
向山先生は自然食品と呼ばれるようなものが、一般市民の手に入りにくいことに強い疑問を感じているようだ。
そりゃぁ、そうだろうな、、、。
でも、この流れは変えられる。お金を抜きにして考えさえすれば、近くにある自然の恵みを、近くの人が喜んで食べるというのは実に自然なことのはずだ。それに気づく人が増えてくれば、今の流れは変化してくると思う。
実際にビヨンドの回りではそれが起きつつある。
NPOなどを通して助成金なども貰えることが出来たりしたら、味噌作りイベントなどの持ち帰り味噌の値段は低料金に設定することも可能なはず。
ビヨンドとしても協力できることがあればやりますので、また声をかけてくださいね。

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