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オープンファーム 09/29

東京と山梨の中央市からご家族と男性が参加してくれた。
冬野菜の作付をしている最中で、収穫できる野菜というものはかなり少ないなか、ビヨンドの自然体を紹介させて頂いた。

「トマトは地面を這っているから台風で支柱が倒れるみたいなことは無いんだけど、収獲が大変だよ。
足場を探すのが難しいんだ。おっと!ちょっと踏んじゃった」
2013-09-26 15.36.55


苗作りはせず、種を撒いて自然に放っておいたらなかなか生育せず*、今の時点でやっと大きくなってきたスイカ。
(*今年は歴史的な少雨だったが、ビヨンドでは水やりはしていない)
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鹿の背が届く部位の葉っぱはすべて食べ尽くされたものの、何とか生き延びて鹿の届かないところまで上り、葉っぱを付け、ついに子供まで作ることに成功したきゅうり!
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ちゃんと落っこちないように支柱の上の部分、鳥の巣のような部分に大きな実をつけた^^
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こんな場面を見ると、
「鹿が夜に来て食べているんだなぁ。でも高いと食べにくいのかな?あまり大きくない鹿さんなのかな?」
「こうまでして何とか子孫を残してくれたんだ。しっかりと子供が来季育つようにしてあげたいな」
などという感情が浮かんでくる。

スーパーでパックに入っているきゅうりを見てもなかなかそんな事は感じないだろう。
上記のような思い入れがはいったキュウリというのは売りには出さない。
大事な来年のキュウリのママなのだから。

だから店頭でお見せすることは出来ないのだが、畑で直接見たり感じたりしてもらえたらいいなという思いで農園体験(農業体験、自然体験、物事の捉え方提案)を提供させてもらっている。

今回のオープンファームでは、竹林にフォーカスを当てた。
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「竹があるといろいろなことが出来るよ。簡単に切って運べるし、細く割ることも出来るんだよ。ビヨンドの柵はこうしてできているんだよ。」
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自分が面白いと思うことを子どもたちにやってみせると、子どもたちは興味を持ってくれた。

「僕も自分で切りたい!」
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いいね!やらされ感無し、やりたいからやる!
そして横で見ているお父さんも、、、
「ちょっとそのノコギリ借りていいですか?」
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「子供が自主的に竹屋さんを開業」
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裏の加工部門の職人さん(お父さんやビヨンドのヤス)に加工を依頼し、棚に並べている。
仕入れ担当の子どもと、売り子がちゃんと役割分担している。

いいねぇ!まさにそういうのが一番いいなと自分では思うのだ。

「せっかくわざわざ遠い所、農業体験に来たんだ。しっかりと学んでいきなさい!」
なんというのではなく、思わず「やらせて!」と子供だけでなく大人も顔を輝かす。
これがうちの農園体験のコンセプト Smile and Shine!

『息子が自然に還って行く感じが大きな収穫でした』
とおっしゃっていたお父さん自身が自然に帰って行っているように私には思えた^^

またこんな声も頂いた。
『畑ではなく、命の育まれる場所。 野菜を食べることは、土や太陽のエネルギーをいっぱいに受けたその命を頂くこと。 子供達と一緒に体感できてとても幸せです。』

自然をコントロールするのではなく、自然に沿うだけでかなりの豊かさは享受できる。
自分は生きていけるんだ!

そういう気持ちが強くなれば、「○○せねばならない」という強迫観念や不安は次第に弱まる。
安心感が増した時、力がふっと抜けた時、人の顔に輝きが差す。

『これでいいんだ、、、』

目の前の状況が変わって見える瞬間だ。


来てくれた皆さん、本当にありがとうございました!
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プロフィール

ヤス

Author:ヤス
自然の恵み、豊かさを多くの人と共有したい!

=自然農園ビヨンド 代表=

無農薬、無肥料の自然栽培で野菜を育てながら、野菜販売、体験イベントなどを行なっております。

>>Beyond自然塾

>>自然農園ビヨンド

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