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畑の様子(感謝の念が湧くような世界に)

段々と気温が低くなり、野菜たちはシナっとした感じになってきた。
外側の葉は枯れ始めている。
2013-12-24 16.26.10

自然というのは本当に豊かだなぁ。
収穫して間が開くと、その分隣にあった株が大きくなって間を埋める、、、
人が収穫し、食べたとしても十分に養っていけるだけのパワーを感じさせる。
2013-12-25 10.29.35

そうは言っても、収穫する時には命を頂いているという気持ちが強い。
だから、必要なときにしか収獲はしていない。

農家の方が今のビヨンドの畑を見たら違和感を感じるのではないかな?
なぜこんなに収穫せずに残っているのか?!

実はたまーにお店に出したりもするのだが、その際に売れ残りが出ることがある。
機会損失をなくすために品数を揃えるのが常識とされているが、野菜が育つのをずっと見てきた自分からすると、非常に虚しい気持ちになるのだ。

ネギの種を蒔き、全く芽が出ないからズッキーニの種を蒔き、育ったと思ったらすべて鹿に食べられ、そののちに蒔いたカブがやっと食べられるものが収穫できた!

そのカブを、「どれを採ろうかなぁ、これは残してあげたいし、これはまだ大きくさせてあげたいし、、、」と悩みながら、「うん、コレ、ちょっとごめんね」という気持ちで収穫している。
「いや~感慨深いな。カブよ、良く育ってくれた^^」

そういう気持ちで売りに出し、売れ残った時の気持ち、、、
これは生産者でなければわからないだろう。
特にビヨンドのように、売るために野菜を育てているのではなく、「皆で幸せになろう!自然はこんなに豊かに支えてくれるんだ!」と伝えるために農園を行っている場合には、その感情は強い。

子供が一生懸命家庭菜園で育てた野菜を直売所に置かせてもらい、売れ残ったとしたら、その子供はどう思うだろう?その親はどう感じるだろう?

自分にはあまり楽しい経験ではなかった。
でも救いなのは、売れ残ったものはすべて自家消費できていることだ。

『せっかくの収穫物は大事にしたい』この気持ちがあるため、積極的にお店には置いていないのだ。
欲しいと言ってくれた方に売る、もしくはお譲りする。その方が格段に幸せを感じる。

ありがたいことに、食べてくれた方からは非常に好評を得ている。
自分は喜んでくれる人にこれらの野菜を届けたい。

その際にお金が問題になったりするのは非常にもったいない。
お金がなくても欲しいと言って頂けるのであれば喜んで提供したい。

しかし、すべての野菜をすべての人に無料で配るという形にはする気はない。
人はお金で物の価値を計ろうする。
無料であれば、「どうせ無料だろ?」と粗末に扱ったりしやすくなる。
値段が高かったら「それ、高いんだからさわっちゃダメよ!」となる。
おんなじ野菜なのに、、、、

お金にとらわれて野菜自身を見て貰えなくなるとしたら、それは自分の望むところではない。
「値段なんて関係ない!ただこの野菜がたべたい^^」そう思っていただければ最高だ!

そんな考えから、値段はダブルスタンダードとしている。
営利目的の方が購入する場合や、遠方からの宅配注文に関しては、自然に則し、手作業で行う農家が生活していける妥当な価格で。
そして、ビヨンドに積極的に関わり、畑に収獲に来てくれる人には無料での配布も可能とする。
お金に少しでも余裕があるかたには会費を払って頂き、野菜は宅配注文の数分の一の会員価格で提供する。
さすがに安すぎるでしょう、、と思ってくれる方、支援したいと思ってくれる方は『善意の箱』にお金を入れていただけると運営上非常に助かる^^

望まれる時だけお売りする。
そんな形でやっていけるといいなぁ。

更に、共に野菜を育てたり、収穫したりすることで、野菜に対する感謝、自然に対する感謝は生まれるだろう。
収穫物を無駄にしたいなどとは思わなくなるだろう。

スーパーで人がやるように、「今日はカレーだからじゃがいもとタマネがを買いましょう」ではなく、畑を見て、「今日はカブとダイコンが美味しそうだから収穫しよう。おでんと浅漬を作ろうっと♪」とスタンスも変わるだろう。

あるものを頂く、旬の野菜を、目の前にあるものを、、、、

ビヨンドに行けば食べ物は得られる。
お金なんて気にしないでいいんだ、、
あのティピーで寝たとしたら、生活も出来てしまうのではないか?
薪もある、野菜もある、寝るところもある、、、自分は生きていけるんだ!

そんな安心感を感じてもらえることが出来るとしたら、それは凄い意義があることだと思う。

「土曜に日帰りで体験に来たつもりが、気づいたら2週間も滞在していた、、、」
そんなことが起こったら!
仕事や、お金、名声などというものから、興味は移っていくだろう。

楽しみ、家族、人生、、、それらについて深く考えるゆとりができるだろう。

そんな農園にしていきたいな^^
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テーマ : 人生を豊かに生きる
ジャンル : 心と身体

共感者の存在(失敗なんて無いんだよ)

今日はクリスマスイブ♪
畑で作業中、ふらりと人が訪れた。
これが自分にサプライズのクリスマスプレゼントとなった^^

夏頃に一度イベントでお会いし、少しお話をさせていただいたOさんが来園してくれたのだ。

「ふとBlogを拝見したら、急にまた会ってみたいという欲求が込み上げて、気が付いたら車を走らせていました」との事。

初めて合った時からはずいぶんと時間が経っている。
でも『ふと、』今日会いたくなったと言う、、、。
こういう『ふと、』というのがタイミングなんだよな。タイミングがあっていない時に話を聞いても響かないだろう。
ブログを読んでも感銘は受けないだろう。

彼は今日訪れた。それが抜群のタイミングだったんだ。
Oさんの心の中では、“やりたいことはあるものの、踏み出せない”という葛藤があるようだ。

Oさんは言った。
「思いを行動に移す勇気、実行力に感銘を受けました」

そう思って頂けるのは光栄なのだが、実はそうではないんだ。
勇気があるわけではない。辛いと思うことを無理して頑張っているわけでもない、、

心のあり方が違うだけなんだ。
自分はただ好きなことをやっているだけ。

やっていることに意味を感じているから、、、
やらせてもらっていることに感謝しているから、、、

失敗を恐れないようになりたいと言っていたOさん、、

自分のことを、失敗を恐れない人だと思ってくれたようだが、これもまたちと違う。

自分は失敗なんてものは無いと考えているだけなのだ。
成功?するまでの一工程にしか過ぎないのだから。
実は、自分の中では成功とか言う概念もまた持っていないのだけど、、、

何はともあれ、Oさんは自分に会い、話すことで気持ちが楽になってくれたようだ。
これは自分にとって最高のクリスマスプレゼントだった。

自分がビヨンドをやっているのは、人々の心に、明かりが灯るような影響を与えたいと思っているからだ。
それが目の前で起こる時、自分の意識は高揚する。

Oさん以外にも、多くの方々がビヨンドに興味を持ってくれている。声援を送ってくれている、、、
それを深く心で感じる時、やはりこのことを思い知らされる。

『全ては一つ。全て繋がっているんだ、、』

自分はビヨンドを通して、人々の心を軽く、輝かせたいと願っている。
しかし、その実、助けられているのはいつも自分のほうなのだ、、、

この事を再確認させてくれたOさんの訪問は、自分にとっての素晴らしいクリスマスプレゼントだった。


【Oさん以外に共鳴してくれ、それを形にしてくれている方々を少しご紹介】

皆さん、素晴らしい活動をされています^^

■ Cさん;ベジギフトの結友舎 
やさいを通じ、優しい気持ちが循環していくことを願い、お野菜には値段を付けずに、お客様自身が気持ちよく払える額
を払ってもらうという活動を行っている。
友達を通じてビヨンドを知り、野菜の育て方、農園のあり方に興味を持って頂いた。ビヨンドの活動に影響を受け、ビヨンドと同じように『オープンファーム』を始めたんだって!

「室田さんがお持ちの信念はホンモノで多くの人を引き寄せ、心を揺さぶり、感動させています! これからもその信念を貫いて下さいね^o^
これからもビヨンドの1ファンです! 応援していますよ〜^ - ^」

■ Wくん 高槻自然農 もじゃもじゃはたけ塾 
友達を通じて知りあい、理念に強く共感してくれている。大阪で農的な集まりを形成しており、そちらの仲間を私に紹介しようとしてくれている。自分と朝まで語り合ったこともあり、生活の中でより『心』にフォーカスするようにしていると伝えてくれた。


「もともと常識だとか変えようのない事実だとか思っていたことが、段々と崩れていっちゃうんだよね。」←またまた深い言葉が出てきたぞ!?(笑)とにかく 自分で体験するしかないよね!!頭でわかることじゃないから!!自分の中心で感じてるところで生きていくしかないなっっっっ(^^)V

すごい!!心に素直に生きてるから、直感的なことに鋭くなってるんやね!!流石だ・・・!!!!俺ももっともっと自分の心に素直に生きよう!!ありがとう(^^)

『迷いや疑いがなくなると』それなんだろうな!!俺も、そこを目指したい!!

『好きな事だけをしている自分が生活していけることを示せれば! 他の人に大きな希望と勇気を与えることができると思う』 全く同感!! 俺も室ちゃんから、勇気をもらってます(^^)v

俺は一応、治療師でもあるけど、もうそれだけに拘ることはなくなってきた(^^)とにかく好きなこと、やりたいことをする!それだけ!!


■ Yくん 
収穫祭に来てくれ、『野菜を売ることよりも何よりも、人との繋がりなんだ!農園というのはその一形態にしか過ぎないんだよ』というビヨンドのコンセプトを気に入ってくれ、是非自分でもやりたいと言ってくれた。
そして現在、それを少しずつ形に表してくれている^^

「自然の体験をした後でしたので、室田さんの考えや思想が、腹に落ちて納得することばかりでした。きっと、体験もなく室田さんの話を聞いても、なかなか理解できないのでしょう。体験したからこそ、分かることがあったのだと思います。」

■ Tさん
自分が野菜を店で売らないものだから、わざわざ畑まで買いに来てくれる良き理解者。家族で何度も足を運んでくれ、自分がやっているのをみて「楽しそう!」と感じてくれた旦那さんは思わず農家になっちゃった!

■ Rくん 地域の居場所 しじみづかの家 
歩き旅で出会った友達。感じが良い人だなぁと思い、自分は彼の家に泊まりに行き、彼もビヨンドに遊びに来てくれた。
人との繋がりを重視するというお互いの共通スタンスが共鳴し、楽しく語り合った。
農園と言いつつ、農園ではない?ビヨンドに興味を持ち、多くの友達を紹介してくれている。
静岡でトランジションタウンというコミュニティ活動も行っている。

「自分の感覚に従ってチャレンジングなところがステキだなと思う。 ヤスさん、やっぱさァ、「助けてください」「集まってください」ってより、「なんだか面白そう」「ワクワクするね」って勝手に集まって来ちゃうって言うの、そっちのほうが断然イイよね。こうやってオイオイBeyondって何よ?って興味持った人が集まってくるよ。面白いことになっていきそうだ。」



『失敗なんてないんだよ』


失敗と呼ばれるもの

それは「この道を行くと、こうなった」というただの1データ

その結果があまり好みでなければ、違う道を行けばいい

また結果がいまいちだった?

それならまた違う道を行けばいい

次第にデータは揃ってくる

行きたくない方面がいくつも判明してくれば

行きたい方向は自ずと定まってくるでしょう?

失敗なんて無いんだ

ただのデータ取りなんだよ





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ジャンル : 心と身体

永照寺幼稚園の収穫祭に参加(手を携えて)

友達に誘って頂き、永照寺幼稚園の収穫祭に参加させて頂いた。
ここの幼稚園では、保護者の皆さんがかなり主体的に動き、イベントなどを運営している。

実際に参加してみて、その姿勢が強く感じられた。
企画や準備のことを考えると、かなり力を合わせて運営しているようだ。
仕事をしている親などだとなかなか協力、参加できないかもしれないが。運営に積極的に関わることで友達のようになり、参加結びつきが強くなるのを心地よく思う人もいるようだ。

“子供を預けて、ハイ、オシマイ“ではなく、子供を預けている親同士も繋がっているのが、自分には素晴らしく感じた。
実際に自分を呼んでくれた友達(Sちゃん)は、その前に自分が知り合いになったMちゃんと幼稚園の保護者仲間であり、Mちゃんに誘われてビヨンドを訪れて知り合いになったのだ。

そして、先日他の場所であったKよさんは、自己紹介した時にビヨンドのことは友達から聞いており、既に知っていると言っていた。
そのKよさんもこの幼稚園繋がりだったようだ。

園長先生は言っていた。
「永照寺幼稚園の保護者の皆さん、そしてそうではない方も、ご近所の方も、そうでない方も、せっかく一同に介したのですから、お互いお名前で呼び合いましょう。皆で繋がりましょう」

これは常に自分が心に描いていることだ。実際にビヨンドも全く同じスタンスでやっている。
『人々が繋がれる場』を提供する。
そして、自分があれこれ指示したりするのではなく、集まった人々が自主的に関わり、場は活性化し、自走する、、、そんな場を目指しているのだが、今回の永照寺幼稚園の運営方法はそれを既に具現化しており、非常に参考になるものだった。

幼稚園とは関係のない人々を寛容に招き入れてくれた園長先生に感謝します^^
そして、自主的に運営がされている状況を作り出し、それを見せて頂いた保護者の皆様、準備、運営ご苦労様でした!
特に委員長のMちゃん、かなり大変だったと思いますが、お疲れ様でした~。

振る舞いのスープを作る際に使ってもらうため、ビヨンドの野菜を持参。子供が洗ったり切ったりの準備。
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松ぼっくりをクリスマスツリー風にデコレーション♪
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室内で皆が松ぼっくりデコレーションをしている間に、一生懸命寒いお外でお昼ごはんの準備をしてくれている運営者の方々、、、
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デコレーションだけしていると気づきにくいが、温かいお昼ごはんが食べられるのは、この人達の働き、想いがあるからこそなのだ、、、、、
そして、その材料であるお米や野菜を作った人などの働きや想いも、、

お昼ごはんは、運営者である幼稚園の保護者の方々がネステローネと炊き込みご飯を用意してくださった。

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今回の炊き込みご飯のお米は、この幼稚園の保護者の方々が自ら生産に携わって収穫したものなのだ。
だから携わった人達は、食べながらそのありがたさが身に沁みやすいだろな。
自分も野菜を自ら育てているのでそのありがたさはしみじみと感じることができる。
スープの中に入っていた沢山の人が持ってきた野菜の中から、自分の野菜を感じることができる。

お楽しみゲームも♪
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最後にはプレゼントまで、、本当に有難うございました!
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『手を携えて』


「山に登ろう!」

誘われた時は乗り気じゃなかった

面白そうとは思いつつ、大変そう、、面倒かなと思っていた

周りの「私、登ります。」の声に押され、思わず自分も登りだした

正直、辛い、疲れる、、

「頂上からの景色は凄いから!」

励ましを聞きながら思った

「そんなの写真で見て知ってるし、、」

よく見ると励ましてくれている他の人達も楽なわけではなさそうだ、、

私への励ましの言葉は、言った本人自らへの言い聞かせでもあるように思えた

“なんで登るなんて言っちゃったんだろう、、、”

何度も思った。

ふぅふぅ言いながら、黙々と登る、、

先の方で仲間が雄叫びを上げている

頂上だ!頂上が見えてきたのだ!

自分でその光景を見た時、うかつにも涙がこぼれた、、

「こんな風景が見られることぐらい知っていたのに、、、」

仲間が近づきハグしてきた。
普段なら抵抗を感じるだろうこの行為に、まるっきり抵抗を感じなかった。

逆に繋がりを感じたのだ、、

山を下りながら思った

“山登り、、悪くないかも。よし、今度は友達を誘って登ろう!、、、、ってあれ?今度は自分が誘ってしまうのか(笑)”



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ハイジの村(イルミネーション)

北杜市明野町は冬になると周りを囲む雪山がバーンと見え、スイスのアルプスのような?風景が見られる。
2013-12-22 11.21.28

そんなこともあってか、明野町内にハイジの村という娯楽施設がある。

クリスマスシーズンになるとイルミネーションや花火を連日行っている。
我が家は昨シーズンにも行っており、非常に綺麗だったので今年も訪れることに。

去年は風がビュービュー吹いていて物凄く寒かった思い出があったので、今年はかなり防寒をしっかりして向かった。
去年はレーザーショーをしていたのだが、今年はそれはしておらず、イルミネーションのみ。
その代わりイルミネーションを拡充していたようだ。

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防寒対策を抜かりなくしていてたのと、今回は風が弱かったのもあり、寒さに凍えること無くイルミネーションを楽しむことが出来た。
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明野町は風光明媚で素晴らしいところだが、クリスマスシーズンの夜も楽しめるところがあるのだなァ。

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ビヨンドの野菜を自分で試食

ビヨンドの野菜はかなり多様である。
野菜の種類が多いという意味ではなく、白菜は白菜でも、同じ所から自家採種した種で蒔いた育った子供たちは、かなり様々な姿形をしているのだ。
それは元々の種自身が100%固定されているわけではないのもあるが、それよりもその種を結ぼうとしたお母さん株の近くに違う品種のお父さん株が沢山いたからだろう。

カブと小松菜が混ざって根っこがダイコンのような形になったり、葉っぱや茎の部分は太く大きく、柔らかくなったりする。
赤かぶの近くで育ったのか、赤紫色の白菜などもある^^

これだけ混ざりやすいということは、恐らく野菜自身は混ざり合いたいのだろうと思う。
という事で、ビヨンドでは野菜の気持ち?を尊重している。

それらの野菜を自分で採って食べる際には今のところまるっきり問題はないのだが、他人に売るとなると説明が必要だろう。
そして説明するためには、自分自身がそれらの野菜について知っている必要がある。

カブ1つとっても様々なものがあり、それが白菜、小松菜、タァツァイなどと多岐にわたってくるとかなりの種類の個性的な野菜たちがいることになる。

試食するだけでもかなり時間がかかるが、少しずつ試している。

=カブ=
右;元々のカブっぽいもの 左;白菜か何かと結婚したもの

カブだけでも、ざっと5種類くらいには分類できる。
2013-11-29 12.12.26

右;元々のカブっぽいもの、 左;白菜か何かと結婚したもの(交雑)
根っこの形、そして葉の形が共に異なる
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(カブっぽいもの)の葉; 小さい刺やつぶつぶでザラザラした感じ
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(交雑)の葉; ざらつきがなくなり、葉自体が大きく、茎が太く柔らかくなっている
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お浸しにしてみた。
左;交雑 右;カブっぽいもの
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見た目からしてまるっきり違うのがわかる。食べた感触も、味も全然違う。
どちらもそれぞれの良さがあるのだが、葉っぱだけで言えば交雑の方が自分好みかな。子供も同じ意見のようだ。

しかし、根っこの部分を食べ比べてみると、やはりカブっぽいものの方が美味しい。
交雑のものでひげ根がたくさんあるような根っこは、筋っぽくなり、やや苦味を帯びているものもある。

ただカブというと根っこの部分を食べようと考えている人が多いだろうから、これら交雑品に関しては特徴をしっかりと伝えてあげる必要が有るだろう。そうでないと、根っこをかじってがっかりしたりさせてしまう可能性がある。
カブ菜として説明すれば、葉っぱが美味しいんだなとわかってもらえるかな。

紅カブの煮付け。紅カブはかなり色が出るな。漬物にすると美しい。
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面白いことに、一つの根から沢山の株が出ているものも多い
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カブに限らず、ビヨンドではこのような形の野菜もわりと多く見る。
たくましく生きている野菜からすると、こういうものはわりと普通なのかな?今までスーバーなどでは見たことがないので新鮮だ^^

=丸くならない山東菜=
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サラダに。山東菜のサラダは義姉家族のお気に入り。
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=人参=
去年は数千粒蒔いて一株しか出来なかった、、。水も何もやらなかったからね。
今でも数は少なく、非売品とさせてもらっている。でも、これはにんじん嫌いという人がいたら食べてみてもらいたいな。食べられるんじゃないかなぁ。
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葉っぱは天ぷらにすると物凄く美味しい!!
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生のままスティックも良し♪
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=小松菜=
炒めもの。うん、美味しいな。自然育ちの野菜は水っぽくなったりクタッとならないのが特徴。
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=のらぼう菜=
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スープを作成中。甘くてまろやか。
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=高菜=
炒めてかつお節と。
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高菜漬けも作ってみた。漬けて日は浅かったものの、妻のお気に入り。「なんでこれしか漬けてないの~?」とのうれしいお言葉♪

自然に育てていると、本当に多様なものが出てくる。
それら一つ一つに名前、区分などつけるのは難しい。そして自分としてはその必要を感じない、、、

ただ育ってきたものを、ありがたく頂くだけで満足♪
それがカブか白菜かなんで気にならない。根っこの形を見て筋っぽそうだったらそこは食べなかったり、これなら食べてもいいなと判断できるようになるから。
採れる野菜に応じて食べ方をアレンジすればいいと思うのだ。

今日はカレーだから、じゃがいもと玉ねぎ!みたいな基準で野菜の選択がなされているのが今では多いのではないかな?
でも、畑にいると逆になる。玉ねぎの種を蒔いたばっかりの時に玉ねぎを食べようとは思わないから。

今目の前にカブ?みたいなものがある。美味しそう。ありがたく頂こう!
あれ、こんなところにダイコンが!お味噌汁に入れよっと♪
のらぼう菜もちょっと採っていくかな。友達に分けてあげよう。

こんな感じでうちでは自然の恵みを受け取っている。
価値など無い、、、そう思われ、数十年放棄されていた土地からの恵みを、、、







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キムチ作りは奥深い^^

キムチイベントに向けて一人でリハーサルした時、更に本番の土曜日は都合がつかないという人達とともに11日に作った時、そしてイベント当日の14日と、三回連続してキムチ作りを行った。

自分は色々なレシピを参考程度には見るが、結局はいつも自分流にアレンジ。
三度作って、すべて味が異なっている。
そして、嬉しい事に回を増すごとに美味しくなっている!

最初にキムチ作りを行った際に知りたかったことは以下の項目。

・ 白菜が塩に漬かるのにどれだけかかるか
・ 塩漬け後の白菜がどれくらいの塩辛さか
・ 塩漬け後の塩辛さが本漬けによりどのように変化するか
・ 全工程にどれくらいの時間、労力がかかるのか

そう、イベント1つでも準備というのはかなりかかるのだ。

そして試してみた結果、塩漬け直後の白菜はかなり塩辛かった。

味付け用のヤンニョムを作り、味見をした。
うむ、これはいいな。これとあの塩辛い塩漬けを混ぜ、数日なじませつつ発酵したらどのようになるのだろう?

数日後、ヤンニョムに漬けておいた白菜の塩漬けはややまろやかになったものの、自分にとってはまだ塩辛かった。
子どもと妻に食べてもらうと、辛い、しょっぱい、、、あと、旨味もちょっと弱いな、、、との事^^;

恐らく本格派の昔ながらの保存食としてのキムチはこういう味なのだろうな~と思いつつも、自分も同じように感じたのだった。
そんなに長く持たさずに食べちゃうから、もう少し食べやすい味重視で行こう!


という事で、二度目に友達と作る時には、少し変更点を加えた。

・ 白菜の塩漬け時の塩分量を少し減らす
・ 塩漬け後の白菜を味見し、塩辛いようであれば多めに水洗いして調整する
・ 唐辛子の量を半量に
・ 砂糖を多めに、更にはちみつ投入
・ 旨味を強めるため、強めの出汁を作ってキムチノリを作ることに

今回は、塩漬け後の白菜を味見したところ、前回ほどしょっぱくない。
前回は韓国の人が大量に樽に漬け、保存食として作る本格レシピであり、家庭用のレシピに比べて塩分量は多かったのだ(長期保存向け)。

軽く水洗いしたらいい感じになった。
そしてちょっと変更した甘め、旨味多めのヤンニョムを作って混ぜた。

最初に作ったキムチに比べてかなり良くなった。
しかし、まだ市販のキムチと比べるとややしょっぱい。
(あれ~?塩加減みたんだけどな、、、)
もしかしたら漬かり具合にややムラがあったのかもしれない。少量でやったから。
そして塩味が薄いところをたまたま味見したのかもしれない。

そして、イベント本番。
試食には2回めに私が作ったキムチを持参したのだが、皆にはややしょっぱく思われたかもしれない。

だがしかし、今回の白菜の塩漬けはかなりいい感じの塩加減だ。
色々な場所からサンプルを取って試したがやはりいい感じ♪
大量につけたのでムラが少なかったのだと思う。
(このことを考えても、一人でやるよりは皆でやることにメリットを感じる)

味付けのヤンニョムも追加で柿を少しだけ加えた以外は二回目に作った時と同様に作った。
そして出来上がったキムチを食べたら、、、美味い!


味付けは二回目と同じなので風味や旨味は同じはずなのだが、塩辛さがおさまり、それが感じやすくなったようだ。

最初、二度目に作った際には何だか微妙な顔をしていた妻も、本番で作ったキムチは「うわ、これ美味しい!」と言ってくれた。
そして、あれだけ「旨味の強い市販のキムチ食べちゃうとね~」などと言っていたのに、「これ食べた後に市販のキムチ食べると、味気なく感じちゃうね~」だってさ^^

『左が市販のキムチ、右がビヨンドのキムチ』 使っている白菜の違いが色からも歴然^^
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でも、自分も全く同じように感想が変わったんだよな、、、

本番とは異なり二度目にやった際には、白菜の塩漬けに関しては、塩漬けの工程は一緒にやったものの、ヤンニョムと混ぜるのは各自でやってもらった。
漬け込み時間が足りなかったために各自でそのまま漬け込み、その後に必要に応じて水洗いしてヤンニョムと混ぜてもらうという流れだったのだ。

一応、二度目に一緒に作った友達には「白菜の塩漬け後の味がしょっぱいと、出来上がりがしょっぱくなるからその時は洗ってね。前回自分のはかなりしょっぱくなっちゃったから」とは伝えておいたので、ちゃんと好みの塩加減になっているといいな。

作る度に味が自分好みになって行く、、、
これが手作りの醍醐味だな^^

先日出店した月マルシェに作ったキムチを持っていったのだが、嬉しい事に「美味しい!」との感想を頂けた。
こういうのが味わえるのも手作りの醍醐味だな♪

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北杜市有機農家の会(東京、山形、そして北杜市)

北杜市有機農家の会に参加してきた。
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今回も大勢の人と話す機会が持てたことに感謝している。
場所の提供や皆への声掛けなど、畑山農場のH君、いつも有難う!

今回は北杜市外からお話をしに来てくださった方々が参列してくれた。

お一人は東京都世田谷区でベジタリアンのお店、umuiを経営するエミコさん

そしてもう一人は山形県新庄市で大豆トラストの運動を始めた高橋保広さん

高橋さんは、日本の農業の将来のため、生産者と消費者の結びつきを強めようと全国的に伝えている精力的な方。
その髙橋さんのお話を是非、北杜市の有機農家の方々にも紹介したいとumuiのエミコさんが思って下さり、高橋さんに声をかけてご一緒にお越ししてくれたのだ。

ありがたいことではないか!
わざわざ東京から、山形から!

高橋さんのお話を聞いていて、「これは応援者が出るのはわかるな、、、」という感じがすぐにした。
温かいのだ。思いやりの気持ちがにじみ出ている。

そして、髙橋さんが伝えたいということは自分が伝えたいということとかなり似ているので凄く共感できた。

高橋さんの言で特に印象に残ったのは;

・ 農家というのは本当は楽しくてしょうがないのよ。お金が儲からないと皆離れていくけど、、
・ 農薬や化学肥料を使って稲を育てると、本来の稲とまるっきり変わってしまうのよ。根っこを引っこ抜いて比較してみればわかるけど、根毛がなくなっている。生命力がくなってしまうのよ。そんな稲が美味しいわけ無いべ。
・ 東京の消費者との繋がり、あなた達はもう親戚でしょう!と言われて嬉しかったな~。人との繋がりが一番なんだ!
・ お金のために作るんじゃない。出来たよ、見て~といって配りたいんだよ^^

まさに自分が今、ビヨンドを通して皆に伝えていることと一緒じゃないか!
高橋さんに自分が今やっていることを話すと、「んだ、んだ。やっぱりここにもそういうことをやっている人はいるんだなぁ。」と嬉しそうに言ってくれた。

Umuiのエミコさんは、思いを持つ小さいグループはいくつもあるが、それらのグループ同士がもっとつながってほしいという思いを持っている。その想いが今回、高橋さんを北杜市にお連れすることになったのだ。

自分はその想いを大切にしたい。
高橋さんに、「これで山梨と東京、そして山形も繋がりましたね!」と伝えると、協力してやっていこうと快く応えてくださった。

高橋さんは、お子さんが既に農業の作業に関しては受け継いでくれているらしく、ご自身は農作業よりも『伝える』ことに今は力を入れているという。
ビヨンドは、何故か始めたばかりだけど既にそんな感じ^^

高橋さんは言っていた。
「農家っていうのは、目の前の作業に忙しくて、伝えよう!という人は殆どいないのよ。」
まぁ、そうかもしれない。

でも、自分はこう思っている。
それは高橋さん自身が「農家っていうのは、本当に面白いものなのよ!」と思っているから「伝えたい」という気持ちが湧いているのだろう。
自分がそうだから良く分かる。
作業自身は大変なこともあるかもしれない。炎天下に汗水たらして動いたり、寒い中、素手での作業などはなかなか厳しい物もある。でもしかし、やはり面白いんだよね!
だからビヨンドも体験型農園という形を取っているのだ。
こんなに面白いものを一人でやるのはもったいない!(そういえばコレも高橋さんは言っていたな。)

そう思うから『伝える』ことに重点が置かれるのだ。

「農業なんて、忙しいだけで全然儲からないよ、、、」自分がそう思っていたら何を伝えようと思うだろうか?
無駄なことは考えずにせっせと作業を進めるのではないかな?
(でも、真面目に農業をやっていても確かに経済的効率はあまり高くないだろう、、、。コンビニでバイトでもしている方がお金としてはマシという意見もでるが、そんなものかもしれない。研修生などを使いまくり、安い労働力以外に補助金なども狙いつつ、効率を上げていけば高収入は可能かもしれないけどね)

ぴたらのTくんが高橋さんに質問をしていた。

「消費者が生産者を応援してくれるような関係というのは、どうやって築くのですか?」

高橋さんは何て言って答えていいのか戸惑っているように見えた。
恐らく高橋さんは自分と同じように、そんなこと考えてもいなかったのだと思う。

自分ならこう答えるだろう。
「どうやって?方法なんてどうでも良いんだよ。ただ、「共に幸せになりましょう!」そんな気持ちで接していればいいんじゃないかな?本当に共に幸せになろうと思う人を応援しない人なんていないと思うよ。」

ビヨンドでは常にそのような考えで農園を営んでいる。
経済的効率とか無視なので現時点で収入は殆どないが、それでも敢えて『皆で幸せに』にフォーカスし続けている。
そうすると今のようなやり方(経済的には大失敗と言うことかもしれないが、人生の楽しさを人に伝えることはできている)になるのだ。
そして、そこにフォーカスし続ける自分自身が幸せになれないわけはないと信じている。
これは自分が真理探求をし続けて得た答えを自分自身の人生を使って実践、検証しているのだ。

そして、自分のような者が生かされるということを示すことが出来たとしたら、多くの人に大きな希望を与えることができると思っている。

効率やお金を重んじる人が、それよりも気持ちに素直になれますように、、、

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月マルシェに出店(与えることは得ることだ)

友達のお誘いで白州町で行われる月マルシェに出店させていただいた。
助産院の場を借りてやるのだが、格好いい古民家が敷地内にあり、かなり趣きがあるところだ。

自然農園ビヨンドは下記のものを出品。
・自家製キムチ
・自然育ちの野菜
・ヨモギ茶
・ふりかけ(キムチ作りで出たダシの副産物利用)

野菜などを売りに行くというのではなく、せっかく来て頂いた人達に食べて貰いたいというスタンスなので、値段は抑えた。
(本当はその値段だと農家としては暮らしていけないけど)

出店するのはいい経験だと思う。
他の出店者の気持ちなどが感じやすくなる。

ふらっと参加するだけだとわかりにくいが、
「あぁ、これ運んでくるの大変だっただろうな~」
「その場で作るとなると、調理器とかも持参しないといけないから準備などに手間がかかっているだろうな、、」
「スーパーなどの値段に慣れていると高いとしか思えないけど、その値段で「作って!」と言われて喜んで作る人は実はすくないんだよな、、、」
そんな気持ちが湧いてくる。

店で並んでいる品々がそこに並ぶまでにはものすごく多くの出来事を経ているのだ。
となりでキャンドルを出店されていたmori-no-candleさんはなんと飛騨高山から片道4時間かけて雪の中はるばる来てくれていた!
友達2人も連れて来ているのだ、、(旅行を兼ねてはいるだろうけどね♪)
営利目的の企業だとしたら1つのキャンドルがいくらになるだろう?
まぁ、そもそも営利目的の企業がスタッフを3人も出すことはないだろうけど。

友達も自分が月マルシェに出店するのを知り、駆けつけてくれた。
「キムチが気になって~。ビヨンドの野菜も実はまだ頂いたことがなかったから^^」

ありがたいことです。キムチは結局完売となった。
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市販のキムチと明らかに異なるでしょう?白菜の色が緑なのだ。
何でかって?自然に任せていたら丸くならずに葉を広げたのだ。おひさまをいっぱい浴びたのだ。
昔ながらのキムチって感じがするね~

野菜も好評で、試食をして頂くと多くの方に「美味しい!」「やさいの味がする!」と言って頂けた。

ここで特徴的な一コマを紹介。
4、5歳位のお子様連れのお母さんが来店。(光栄なことにこの人は既にビヨンドについて知っており、興味を持ってくれていた^^)
「試食あるからどうぞ~」と勧めると、「この子は緑の野菜は食べないから。」ときっぱりと断られたのだが、子供に野菜を見せて爪楊枝を差し出すと、ゆっくりと手を伸ばし、口に入れてくれた。

その後どうなったと思う?

試食はかぶの葉とダイコンの葉のお浸しの2つだったのだが、両方共その子供は苦手なはず。
しかし、片方の試食が終わると、もう一つの試食の蓋を開けろという。

もう一方の試食に手を伸ばす。そして食べる。
そしてまたはじめの方の試食に再度手を伸ばした。味、香りを吟味しているんだね。

そしてついに!
試食のパックを手に取り、自分のご飯のように食べだしたのだ!
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お母さんはビックリ!「うちの野菜は全然食べないのに~!」

そうなんだ。うちの大根の葉は鹿も大好きなのだ。そしてその鹿も近所のダイコンの葉っぱは食べないのだ。
子どもと同じ。
そしてうちの子もそう。

今まで野菜が嫌いだったのに、自分が作った野菜は喜んで食べてくれるのだ。

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トウ立ち野菜を試食 子供が喜んで食べている動画アリ
トマト嫌いだった子供たちが喜んで食べた!
鹿さんに食べられる前の野菜たち
白菜に結球って必要なのかなぁ?


自分はこの部分を伝えたいと思っているので、それが目の前で強烈に伝わるのを見るのは嬉しい事だ。

そして、普通の生産農家さんとは違い、生産よりも『伝えること』に重点を置いているので、その美味しい野菜を多くの人のためにバンバン作ってあげよう!なんて言う気持ちは無い。

そうじゃないんだ。
自分のようなやり方(全部手作業、コントロールではなく、自然任せ)では、一人の力で供給できる野菜なんてたかが知れている。
でも、伝えることで人に影響をあたえることはできる。

自分が10人分の食料しか供給できなかったとしても、理念に賛同する人が協力に押し寄せ、10人でやるようになったら、、、
10☓10で100人分。

そしてその人達がビヨンドから巣立ち、各地で『伝え』だしたら、、、
一人が同じく10人の仲間を得れば、10☓10☓10で1000人分。

「そんな上手くいくかな?」そんなことはやってみなくてはわからない。
でも、実は既にその動きは始まっている。
ビヨンドの体験イベントなどに何回か参加してくれたBくんはなんと農家になってしまった!
半導体の会社に努めていたのだけど、、、
なんで急に農家に?と聞いたら「室田さんがやっているのを見て、凄く楽しそうだと思って^^」。

東京から来てくれたY君は「すごい刺激を受けました!東京でも人が集まれる畑をやります」と言ってくれた。

経営効率を優先する農家の方は、「うーん、何だか考えさせられちゃうな、、もっと早く来ればよかった。」と言ってくれた。

人との出会いで人生が変わることはよくある。
自分はそのような体験を共有するために自然農園ビヨンドをやっているのだ。


そして今回の月マルシェでも強く感じたのが『繋がり』

自分が月マルシェに誘ってくれた友人(Tさん)がいる。
その友人を知る切っ掛けとなったのが「からだと心を温めよう会」というママさんたちの集まりに自分が参加させていただいたこと。
その集まりを開いていたのが今日キムチを買いに来てくれたKさん。
そしてKさんとTさんが知りあうきっかけとなったのが月マルシェの企画運営をしているIさん。

Iさんは人と人を繋げる機会を提供することで、実際に自分が人に繋げてもらった形となる。

その輪に加えていただいたことに感謝致しますm(_ _)m




『与えることは得ることだ』

この考えは多くの人に理解されにくい。
もうちょっとわかりやすく言い換えると『与えることと得ることは繋がっている、同じなんだよ』。

わかるかな?

「与えるばっかりじゃ、自分がやっていけない!どうやって食っていくんだ!」

まぁこうなる。
大抵の人に理解されないのは、与えるという行為を物質と捉えてしまっているからなんだ。

でも、真の意味はそんな限定的なものではない。
見えないものなんだ。触れられないものなんだ。

人はそれを愛と呼ぶ。

そしてそれは与えても与えても決して枯渇することなど無い。
逆に増していくんだ。必ずね!

「人と人をつなげてあげたい、、」
その気持は自分自身も繋がりたいという気持ちの外側への反映なんだ。
そして結局自分自身が紹介を受けることに繋がっているんだ。

「与えることは得ることだ」

これは人との繋がりなんてものにさえ限定はされない。
わかりやすい物質的なものも含まれる。
もちろん、もっと大事な眼に見えないものも。

目には見えないが、感じることはできる。

あなたがただ与えさえすれば




yesファームの収穫祭に参加(繋がり)

市内で日頃からお付き合いさせて頂いているyesファームさんの収穫祭に参加させて頂いた。
去年も参加させていただいたが、その時は知り合いは殆ど居なかったのだが、今年は知っている人がたくさんいた。
恐らく多くの人は去年もその場にいたのではないかと思うが、一年のうちに知り合いがかなり増えたということだろう。

八ヶ岳に来て物凄く強く思うこと、、、
それは「人との繋がりが非常に強い、その繋がりの形成が早い」ということ

この「繋がり」は自分にとって非常に重要なものだ。
一人では出来ないことは多いが、仲間がいれば簡単に実現可能な場合が多い。

今回のようなイベントでお会いする方々は移住されてきた人が多い。
多くの移住者の方は新しい居住地で知り合いを増やしたい、思いなどを共有したいと感じているようで、友達の友達は自分の友だちでもあるケースが非常に多い。

そして、これが素晴らしいのだが、繋がっていない人には繋げてあげようという動きが強いのだ。
今回の収穫祭においても、自分がお会いしたことのない人が会場にいると、友達が「是非、紹介したい人がいるんだ!」と積極的に引きあわせてくれる。

そういう機会を与えてくれているyesファームのTさん、関係者の方々、本当にありがとうございます!

お餅作りとか、かなり準備に手間はかかったと思う。参加人数が多いと色々とやらなくてはいけないこと、考え、準備しなくてはいけないことは多いだろうから。

一品持ち寄りで集まった食べ物も美味しく、本当に素晴らしい人々に囲まれているものだ、、、
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我々は皆、仲間であるということを実感させてくれる、、、そんな場に感謝!



『繋がり』

全部自分一人でやる必要はない

誰かに頼ってもいいんだよ

そうすると、頼られた人もあなたに頼みやすくなるんだよ

二人の間の境界は薄れ、、、

対価を求める必要はなくなる、、、

ただ相手の喜ぶ顔が見たくて行動する時

相手も喜んであなたに手を貸すだろう

我々は皆、繋がっているのだから

オープンスペース ルナのYさんとOさんが来園

今日は寒い中、甲斐市でオープンスペースLunaという名で菜食や野菜ジュースのイベントを行っているYさんとOさんがビヨンドに来園してくれた。
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野菜ジュースを作るのにうちの野菜を使いたいとのありがたい申し出を頂いたのだ。
自分はお店にはほとんど売りに出さないので、欲しい場合には直接畑に来てくださいと伝えたら、本日来てくれたのだ。
ビニール袋に入った野菜だけを見ても、うちの野菜の本来の姿を想像するのは難しいだろう、、
よほど自分でいろいろと野菜を育てたことがある人でない限り。
だから、自分としてはできるだけ畑を見てもらった上で買ってもらいたいという気持ちが強い。

お店に陳列させておきながら、もし売れ残ったりするとしたら!!
収穫する時点で野菜さんたちに、「悪いけど、君はちょっと採らせてね、、」と言いながら畑から切り離されたお野菜に申し訳ないような気がしてしまうので、欲しいという人が来たときにお譲りするのがやはりベストだな^^

畑を軽く案内しつつ、野菜たちを収穫。
数が少ないため、非売品としていたニンジンも今回特別にお売りすることにした。
このニンジン、自分でも引っこ抜くのが寂しい気がして数本しか抜いていない、、、

でも、自分のニンジンの味も知っておいたほうが良いなとの事で先日数本だけ抜いて食べてみたのだ。
そうしたらビックリ!!
「え?ニンジンってこんなやつだったの?ニンジン臭いとか言われたりするあれは何だったの?!」
ヨーロッパなどでは、小型の生のニンジンをスナック感覚で持ち歩きながらかじっている人も良く見る。
その時の自分のイメージでは、「へー、ニンジンか、、、そんなにおいしいのかなぁ?」と言った感じで見ていた。
だがしかし、実際に自分のところで育ったニンジンを食べたときに強烈にその時の光景が蘇った!
「こ、こりゃスナックとして食べたくもなるわな!」
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そんなニンジンをせっかくだから味わって欲しいとの想いからちょっとだけお譲りしたのだ。

小松菜を収穫中、気づくと足場にニンジンが育っていたり、あら、こんなところに大根が?と思いながら見てみると、なんだか大根の葉っぱにしては太くて菜っ葉のよう、、、
でも、根っこの辺りを見ると大根のように白くておいしそうに太っている、、、
カブと混ざったんじゃないかな?と思ったので、
「抜いてみてください。抜くまでわかりません。葉っぱの切れ目からすると大根ですが、この柔らかさとボリューム感は大根ではないですね。多分、あまり根っこが長細くないんじゃないかなと思いますが、、」
実際、抜いてみたら割りと長いものの、やはりちょっとカブっぽい。
「味は食べてみないとわかりません。カブか大根か、、、その真ん中か。食べながら調理方法を考えてくださいね^^」
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やはり、自分で収穫し、自分でそれを嗅いだり、眺めたり、体で感じなくちゃ!
抜いた瞬間、根のほうからにおいが感じられるでしょう?
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自分は畑の土まで口に入れて味わうことがある(土の感じを知りたいなと思ったときだけね)。
そして、人の手により自然本来の環境からずれている畑の土の場合は口に含むと苦かったりする。
見た目や触った感じで良い感じがする場所の土は、口に含めてもそんな苦さやえぐさがなかったりする。
ジャリジャリ感がするのはいまいちだけどね、、、

お互いに予定があり、滞在時間は短かったものの、つながりに感謝する来園であった。

最後にLunaのご紹介。
野菜がお好きな人、甲斐市にありますので良かったら訪れください^^
Luna ベジタリアンハウス

キムチ作りイベント

今日は皆でキムチ作りをするイベント。
一人でキムチを作るとなると、材料を新たに仕入れるのであればかなりお金がかかる。
普段からエスニック系の料理をバンバン作るのでなければ、購入した調味料やアミの塩辛などはお金がかかる割に余らせてしまう人は多いと思う。

だからこそ、皆でキムチ作り。
作ったことがある人がそばにいるというだけでも心強いだろうし、何より楽しい^^

皆で集まってバーベキューをするのと変わらない。
好きな仲間で集まり、話をしながら手を進めていると、、、あら、いつの間にかできている!そんな感じが一番いいよね。

参加して頂いた方々には本当は畑もお見せしてあげたいところだが、その一部ということでおみやげも兼ねてキムチ作りとは関係なく野菜を各種お持ちした。
「ほら、白菜が野性味を帯びて丸まらなくなっているのでこんなに青々としているんですよ。そしてこちら、赤カブと混じってほら、赤紫になった白菜!面白いでしょう^^そして、今日、このような野菜たちがキムチに変身します。」

前回友達の家でキムチ作りをした時の経験から塩漬けからバンバンやるととても時間内に終わらないので、塩漬け部分はやり方紹介と実際に自分でお試しして頂くだけにとどめ、前日からあらかじめ塩漬けしておいた白菜をしようした。

この大量の白菜の塩漬けは一人でやるにはかなり大変なのだが、ありがたいことに友達のSさんが手伝いに来てくれた!
本当に友達というのはありがたいなぁ。
二人でゆっくりと話す機会というのもあまり持てたことはなかったので、楽しく色々とおしゃべりをして楽しい時を過ごした。そして気づいたら塩漬けはかなり進んでいた。

夕方にはいつものように子供たちが手伝ってくれた。うむ、素晴らしい。。。
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4つのテーブルのうち、一つは子供用スペース。
子供たちは喜んでそのスペースを使っている。
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こういうところが実は非常に重要だと自分では思っている。

営利目的だとすると、4つのテーブル、シンクのうち一つを遊ばせるなんて言うのは資金回収効率が悪すぎるだろう。
でも、実際に見ていると、四分の一のスペースだけでは逆に足りないのだ、、、
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飽きたらない子供たちは外に飛び出していった、、、、(ちょっとお静かにと言われちゃったりしたけどね^^;)

ビヨンドの畑で集まってもらう時にはお山を走り回っていいからね~

初めての人同士なども気軽に話し、打ち解けていく、、
やはりそこだね!一番楽しいのは。『繋がり』

ビヨンドの企画だから、自分の性格を知っている人ならわかると思うが、「はい、これやって下さい」みたいな指定はしない。やはり伝えるのは「自分の感覚でやってください。」だ。

レシピ通りにしっかりやりましょうと言うのではなく、一般にキムチというのはこのようなレシビで作られています、と5種類のレシピを提示。それぞれのレシピ間で配分量に大きな差があること、工程にも大きな違いがあることを伝える。

そしてそのうちの二種類のレシピで作ったサンプルを試食して頂く。
そこから自分のイメージをふくらませてもらうのだ。

「もっと甘めが好きな人は糖分を増やして下さい。砂糖、はちみつ、果物、、、なんでもいいです。入れてみて味見して下さい。大さじ2なんてきっちり測っても意味が無いですよね。その味が自分好みでなかったら^^」

参加者の方々は非常に協力的で、大雑把な自分が「こんな感じで^^」と何となく方向性を示すだけでドンドン自分たちで進めてくれる!
手が空いた人はすぐ他の工程手伝いに志願してくれる。
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結局、自分はコーディネートだけで手一杯で、自分自身での作業というのは殆どしていなかった、、、
言い出しっぺがあまり作業できていなくてスミマセン^^;

またアドバイザーとして参加してくれたAちゃんの存在も大きい。
子供たちが退屈しないようにと、お絵かきや切り絵などさまざまなものを用意してきてくれ、子供たちを飽きさせないようにしてくれた。また、キムチのサンプルを作ってくれたり、作り方の説明、補足などもしてくれた。
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自分は全体のコーディネート役なので、その全体の中には子供たちももちろん含まれる。
その子供たちが部屋の外に出たくなったりもするので、自分もそれについて行ってあげたり一緒に鬼ごっこをしたりもしていた。必然的に調理室にコーディネーター不在となるのだが、部屋にはアドバイザーのAちゃんもいるし、自分の妻もいる。
そして、参加してくれた人達は自分で考えて動ける人ばかり、、、。

子どもと共にいれる幸せ^^(ちょっと重かったりもするかな?)
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お昼ごはんは各自一品持ち寄りのポットラックパーティ♪
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自分が普段作らないようなものが食べられてすごく好き。
調理室だということで、その場で揚げ物まで!

自分は持参した野菜を用い、その場でお味噌汁を作った。
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ここで用いた味噌は友達のOさんから頂いたもの。なんと3年近く寝かせた熟成の味噌。
赤黒くなっており、かなり深い香りと味わい^^
今日のイベントにお味噌汁を作ろうと思っていたのだが自家製味噌を切らしており、「どこかから現れないかな~」などと思っていたら数日前にOさんが大量に譲ってくれたのだ。ナイスタイミング!!

皆に助けられる形で、何とか無事に?キムチ作りを終えることが出来た。
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そういえば、予定時刻の15:00には終わらず、結局16:00閉会となったのだが、15時に警備の人が急にドアを開けて「延長ですか?」と手短にいうのを聞き、「カ、カラオケ?」と懐かしい気持ちになった。

今日は来て頂いた皆様、本当にありがとうございました。
遠いところわざわざ東京からも来て頂いたIさん夫妻、Mさんにも本当に感謝しております。
またビヨンドの畑にもいらしてくださいね^^

イベント中、他の子供達と遊びまくっていた支温と真悟。帰りの車ですぐに爆睡^^
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イベント後、妻もお疲れだったようなので夕ごはんにキムチ作りのあまりを用いてタァツァイの韓国スープと高菜の味噌炒めを作成。
いや~今日は一日料理漬けだったな^^
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学校でけん玉指導(親、祖父母の存在の大きさ)

今日は娘の小学校にけん玉を教えに行ってきた。
昔ながらの遊びを体験するという授業内容で、おはじきやコマ、羽子板、けん玉などがあり、それぞれを教えることができる保護者が先生となって登場するという形。

先生となる保護者の方々が自己紹介した時の子供たちの反応が本当に印象的だった。
保護者の方が「○○ちゃんのオバァちゃんです」と言うと、その○○ちゃんの方を生徒の皆が嬉しそうに指差すのだ!
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「この子、この子~」と。そしてその指差された子供は照れながら嬉しそうにしている、、、、。
これだけ親、祖父母というのは大きな影響をおよぼすのだ。

この光景は本当に素晴らしい。
自分がサラリーマンであった時、先輩は「起きている子供の顔を見ることなんか無いな~」と言っていたが、それほどまでに仕事は時間を拘束するものであった時期がある。幸い、その時自分にはまだ子供はいなかったが、子供を持ち、仕事が忙しすぎるという親御さんたちに見せてあげたい光景だ。

実際、今日参加してくれていた保護者の方々は殆ど祖父母さん達。ご両親は仕事で忙しいのだろう、、、
でも実は自分も暇だというわけではなく、明日のキムチ作りの準備が凄く沢山あるのだが、是非参加したかったのだ。
そしてやはり、参加してよかった。

そして忙しいご両親たちに少しでもこの光景をシェアすることができれば幸いである。

昔あそびの種類の中では、自分としてはコマでも羽子板でもなんでも良かったが、とりあえず得意だったけん玉を選択。
自分が小学校の頃、マクドナルドのハッピーセットみたいなもののおまけとしてけん玉がついてきて、むちゃくちゃ流行っていたのだ。
小学校では休み時間には皆でやったものだ。
今だにあの頃の技はできるが、あの頃ほどの成功率では出来ない、、、
というのは、マクドナルドのおまけのけん玉は玉の穴が大きく、かなり技がやりやすかったのだ。
通常の木のけん玉ではあそこまでスパスパ玉を穴に入れるのは厳しいが、今回小学生に教えるのはせいぜい「もしもしかめさん」位までなのでまるっきり問題なし。

玉を受ける時にブレない持ち方、膝を使って真上に優しく玉を持ち上げる動作、玉を受ける時に膝を使って柔らかく受ける動作、、この辺りが基本なので教えてあげた。

体育館の中は結構冷えたのだが、指導しながら一生懸命自分もけん玉で遊んでいたら、体がぽかぽかしてしまった。
スリッパでやっていたので、足の指が上手く曲がらずに、ちょっと攣りそうになるほど熱中してしまったな^^

子供もジャンプするほどの熱中ぶり!
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もしかめ、野球けん(大皿に乗った状態の玉をけんじりで打って一回転させ、玉を再び大皿に乗せる)、飛行機、ふりけんなどをパフォーマンスとして披露。

子供たちは「あ~、むろちゃんのパパだ!むろちゃん、凄い絵が上手なんだよ~。なんであんなに上手いの?」などと声をかけてくれる。
「へ~、むろちゃんて呼ばれているんだ」友達からの娘の評価なども聞けるのはなかなか新鮮^^

有意義な時間だったです。
忙しくても、思わず仕事を休んでいっちゃったりする人、増えたら面白いな~

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友達とキムチ作り

友達(Sちゃん)の家で一緒にキムチを作った。
14(土)にもキムチ作りをやるのだが、その日に残念ながら参加できない人達を誘っての開催。

子供連れだと時間の配分などはやや読みづらくなるのだが、やはり子供はいいなぁ。
お母さんたちが作業をしていると「○○ちゃんもやる~」「見せて見せて~」とやってくる。
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葉っぱの枯れた部分をはさみでチョキチョキ切り落としてくれたり、白菜の塩漬けを手伝ってくれたり、塩加減を見てくれたり?してくれた。

合間には子供同士で遊んでいた。たまに親も呼ばれるが、そういうのを構ってあげれるというのは良いよね^^
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外に働きに出ているとなかなかそうは行かない。これは今の時代には結構贅沢なことのようになっているように思える。
それが日常の専業主婦の方からすると、子育ての大変さが勝り、逆にそのありがたさはなかなか感じられにくくなっているかもしれないけど、、、、

そして、お昼ごはんのためのセッティングで箸置きを置いてくれたり、子供は親が喜んでくれると思うことを素直に行動に移してくれている。セッティングが上手く行っているかどうかとか、箸の数があっているかどうかなんか、そんなのはどうでもいいな。足りなければ足せばいい、多ければ減らせばいい。
助けになっているかどうかなんかより、「あなたの喜ぶ顔が見たい」という気持ちが嬉しいのだからね。

帰る頃には部屋が散らかっているということで、「お片付けできるんだよ~」と言って子供たちが綺麗に部屋を片付けてくれていた。

前日に間引きを兼ねて、小さい白菜などを収獲したのだが、1時間半かけて採れた白菜の量を測ってみるとたったの2.5kg、、、
大ぶりのものを収穫するのでなければとても大量には採れないな。
バラマキで密植しすぎたのが手間を増したことになるな。(でも、これはこれで今年は逆にいいと思っているけど)
来年は筋蒔きで少し大きめのものを沢山作ろうと思うのであった。

子供の手伝いも借りながら、せっせと白菜を切り、洗い、塩漬け。
途中で子供たちがなにやら騒がしくなってきた。おなか空いたんだね^^
既に12時を回っていたのでお昼に。

午後はヤンニョム(味付け)作り。
ダイコン、ネギ、リンゴ、唐辛子、アミの塩辛などを味見をしながら混ぜていく、、
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出汁を作り、それからキムチノリを作成。
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それも混ぜて段々キムチっぽくなってきたぞ!
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出来上がりが近づいて親のテンションが上がり、キムチの写真を撮っているのを見て、子供達も「私達も撮って~」とポーズ♪
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ちょっと近づき過ぎじゃない?子供のテンションも↑(親の気持ちと繋がっているからね^^)
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き、君も近いな、、、
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白菜が漬け終わればそれをヤンニョムと混ぜて熟成させるのだが、今回はその手前まで。
聞いているだけなら何だかあっという間に終わったんじゃないかと思えるだろうが、この時既に夕方の6時、、、

本番では事前に自分が白菜を漬けて持っていく予定なので、そこまではかからないだろうな。

友達の家での開催だとこのように自由な感じでできるのはいいな。
途中で子供は外に遊びに行きたがるし、親もその時には一緒に行ってあげる。
そういうのが生活の流れのような気がする。

○○時までに終わらせないといけないから!と子供を押さえつけたりしなくてはいけないなんてことがあるととしたら、、、それは何のための行動なんだろうね?

喜んで場所を提供してくれたSちゃんと来てくれたYさん、有難うございました!

保育園の発表会

保育園に長男の発表会を見に行ってきた。

コッシー(NHKのキャラクターらしい)に扮して踊る真悟。
満面の笑みで登場し、終始笑顔で踊ったり歩いたりしていた。
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そして、しゃがんだり立ったりする場面では、一人だけ皆とまるっきり逆のタイミングでしゃがんだり立ったりするのだが、まるっきり気にする素振りはなく、凄い笑顔だ。

実際にどちらがもともとの振付のタイミングなのかは不明だが、気にせず好きに踊っている真悟、、、素晴らしいな^^
(先生達はどう思っているかは知らないけど^^;)

一歳児の発表もあったのだが、こちらは幕が開いた瞬間皆凍りついたように止まっていた、、、
踊りを踊る子は殆どおらず、ただ観客を驚きの目で見ている、、、
そりゃ、驚くよね。
でも、保護者の方々には一番これが受けていた感じ^^


タイツを履くのを嫌がったりした真悟、、、、
懐かしいなぁ。自分も幼稚園の発表会でタイツを履くの嫌だったんだよな、、、、

自分は大人であり、昔は子供であり、今でも子供としての記憶は残っている。
そして自分の中の子供を再確認させてくれる子供がいる、、、

大人も子供もない。
全て繋がっているんだということを気づかせてくれるために、、、

子供からのメッセージ(イラついてもいいんだよ)

昨晩、妻が子供になにやら叱っていた。
子供の感じからすると全く悪気がないのがよくわかる、、、
子供が叱られるのを聞いていると、子供の時の自分が叱られているような気持ちになる。

自分は子供の時、叱られたとしても、なんで叱られなくてはいけないんだろう?と思うことは多々あった。
親から見たら迷惑でも、子供から見たら好奇心をくすぐる遊びであったりするし、不可抗力で行ってしまった行為の場合もある。

子供の時、居間でおならをしたら「トイレでしなさい!」と叱られた。
そしてまたおならをしてしまうと、「トイレでしなさいと言っているだろう!」と叱られる、、、
実は、わざとやっていたのではないんだ。
気づくと出てしまっただけなのだ、、、
出したら嫌がられるのはわかっていたので、事前にわかればトイレや外に行けたんだ。
でも、そんな制御はその時点で出来なかったんだ、、、
「大人はおならをする時にトイレまで我慢したりできるの?」
そんなことを素朴に感じたものだ。

叱られる理由があったとしても、悪気があってやっているわけではないことが殆どだったんだ。
それは今のうちの子供にも当てはまるだろう。それは強く感じている。
子供は自分の分身だ。

だから、叱られているのを聞くのは「ちょっとかわいそうだな、、、」とは思ったものの、でも、これはこれで良いことなんだろうな。
妻も最近働き始めて心労がたまっているのだろう、イライラしやすくなっているようだ。
ま、それは自分が稼がないのがそもそもの発端だとは思うが^^;

家族のためと始めた仕事で心労がたまり、ストレスから子供にいらつきやすくなるとしたら、、それは素晴らしい学びの機会だと思う。

となりから叱っている声が聞える時、自分は心に念じた。
『このことが子供にとり、妻にとっても素晴らしいことでありますように』

そしてそれは起こった!(心は常に反映するのだ)

子供が妻に手紙を書いて手渡していたのだ。
ママ怒らせてゴメンね02_0003

自分が隣の部屋に行った時には、それを読んだ妻が子供を抱きしめていた。

偶然だろう?と思うかもしれない。
でも、目の前の世界を変えるというのはこんな感じで引き起こすことができるんだ。
(今では日常的だが、昔は自分でもそんなのは信じられなかった、、、)

子供たちの書いた手紙を掲載する。
ママ怒らせてゴメンね02_0002

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字がかけない真悟の分も連名でしっかりと記載しているところが素晴らしい!
普段よく子供同士で喧嘩はしているが、こんなところからも、思いやる気持ちがしっかりと感じられる。

ちなみにこの前、真悟がトイレットペーパーを出しまくってロールがめちゃくちゃになって妻に叱られていた。
「なにやってんの!」と言ったらビクッとしていたと言う。
「ほんと、悪いことするんだから~。ビクッとしていたからわかってやっていたのよ」

実はこれはそうではないんだ。
ビクッとしたのは、自分でマズイことをやってしまったと気づいていたからなんだ。
気付かれずに何とか切り抜けられないか頑張っている所を発見されてビクッとしたんだ。

では真悟はなぜトイレットペーパーを必要以上に出しまくったのだろうか?
自分は真悟がうんちをする時にトイレに見に行ってみた。

「真くん、自分で拭けるよ~」
と言ってトイレットペーパーをカラカラとひき出した、そしてさらにグイッと強く引っ張った。
途中でちぎりたいようだ。
上手くちぎれないため、更にグイッと引っ張る、、、どんどんとロールから紙が出てくる、、、。

「これは左手で押さえながら引っ張らないと切れないよ」と教えてやってみせた。
が、真悟は座っていると左手がロールに届かなかったのだ!

真悟トイレ

しかも、大きな便座で中に落っこちないように左手は便座をしっかりと握っている。

横で真悟は大量に出てしまったロールを一生懸命もとに戻そうと頑張っている、、、

妻が目撃したのはこの『大量に出てしまったロールを一生懸命もとに戻そうと頑張っている』状況だったのだと思う。

目の前の現象だけを見ていると、良いとか悪いとか、好きだとか嫌いだとか、偏った見方になりがちだ。
余裕がなくなれば視野は狭くなる。

でも、それもまた良し!
視野が狭くなっていることに気づくには、いろいろな体験が必要だからね^^

妻は子供から手紙をもらい、ハッとしたのではないかな。
叱りつけた自分に返ってきたのがあの手紙だったのだから!

子供たちからの愛を感じ、自分自身もどれだけ子供を愛しているかを再確認できただろう。

自分が子供に伝えているのは『皆で幸せになろうね』これだけ。
皆というのは家族に限定したりはしていない。みんなね。
服を汚すなとか宿題やれとか、、、そんなのはどうでもいいや。

自分の気持が子供に伝わってるのが手紙からも良く分かる。
そういう体験をさせてくれた今回の一件、、、やっぱり素晴らしいね!



『イラついても良いんだよ』


イラついてもいいんだよ

イラつきを無視するのではなく、真正面から感じてごらん?

そのイライラはどこから来るのかな?

イラつく原因は外にあると思っているだろう?

本当に外にあるのかな?

真正面から感じてごらん

そしてそれを辿るんだ

イラつきがどこから現れたのかを知る時

イラつきは感謝に変わるだろう

野菜を求めて川崎から!(ら、楽園だ!)

先日、川崎からビヨンドの野菜を求めてMさんがやってきてくれた。
北杜市に別件で来ることになったのでついでに寄ってくれたのだ。

仕事場の仲間へのおみやげとしてビヨンドの野菜を買いたいらしい。

Mさんは自分でも自然農などで畑をやりたいという気持ちはあるようだが、全てを自分でやるのはかなり大変だということで保留中のようだ。
以前畑を借りて自分で野菜を育てていた際には、鹿などに食べ物を食べられ、満足に管理ができなかったという。

ビヨンドではそういう方のために、市民農園と会員制度を用意している。
市民農園では、遠方で毎週は来れないとしても、オプションで管理を代行してあげたり、畑の様子を伝え、収穫時期などを知らせてあげることもできる。

会員制度を利用すれば、野菜育てに関しては、自分が関わりたい時だけ関わるだけでいい。
それでも農園とのつながりを持てるというのは楽しいのではないかな^^

今はまだ準備中だが、宿泊施設も用意できるようになるので、フラッと土曜日に来て日曜に帰るなどというクラインガルテンのような利用も可能になる予定。
そして、フラッと2日の予定が、気づくと2週間も滞在している!
そんな感じになると面白いな~

Mさんはビヨンドの畑を見て非常に気に入ってくれた。
そしてコンテナに乗り切らないほどの野菜を買って行ってくれた。
2013-12-03 11.23.15

品定め中、生で野菜をかじっていたMさんは、次のような嬉しい言葉を私にくれた。

「自分で畑をやるのもいいのだけど、こうやって美味しい野菜を作ってくれる人がいるのであれば、そこから買うというのも一つの選択ですよね。そうすれば、そういう生産者さんを支えることにもなるだろうから。」

このように考えてくれる人がいるというのは本当にありがたいなぁ。
お金の面で助かるというのもあるが、やはり関わりを持つというところが非常に重要なんだよな^^

Mさんから今回の訪問にあたってメッセージを頂いたので、本人了解のもと、掲載させて頂きます♪


~頂いたメッセージ~

今日は、おいしい野菜たちをありがとうございました。感動しました。一面のお花畑のようでした。あの光景は見たことありません!夢に出てきちゃうかも・・感動のあまり、帰りがけに知り合いにもおすそ分けしちゃった^^

農園ではなく楽園を創られているとのこと・・まさに、そうかも・・目を疑いましたよ!!今でも興奮覚めやらぬ・・あれは、見た人にしかわからないですね。 畑の概念をくつがえす・・野菜たちの知られざる一面を見てしまった。そうですね、野菜たちの楽園に迷いこんだ冒険者のような気分ですよ。 ホームページ見てみますね。また、突然のように迷いこんじゃうかもしれませんが、タケノコの季節あたりに!野菜たちにもよろしくお伝えくださいね。

~ここまで~

農家の賃金?(お金で物を考えると)

今日は有機村に野菜を置かせてもらってきた。
うちが作っているような野菜を好んで選んでくれる人もいるので出来るだけそういう人には野菜を届けてあげたいな~。
とはいえ、うちのような全て手作業の場合、かなり量は限られる。

ちなみに今日持っていった野菜はコンテナ2つ分、ビニール袋入りで31袋。
DSCF0661.jpg

~これの準備の所要時間はざっとこんな感じ~

収獲;3時間 (うちの畑は楽園を目指しているので、片っ端から収獲したりはしない)
パック詰め;2時間 (枯れた葉を除いたり、袋にはいらない部分をカットしたり折り曲げたり、、)
配送;1.4時間 往復36km
自家採種、播種、柵作りその他管理など;1時間

自分は以前、自分の会社を作り、株式上場しようと考えていたことがある。
経営者として原価計算や人件費を勘案して考えるとこんな感じになるかな。

自分の給料が年収1000万円だとすると(前の会社にいた時は、今の歳だとそれ以上だったと思う)、年間250日働いたとして4万円/日。 一日10時間働いたとして、時給4000円。
先ほどの出荷に7.4時間かかっていたとすると、4000x7.4=29600円。

配送のガソリン代や車体費、維持費、保険料、そして野菜を包装する資材代を勘案すると、まぁ適当に1200円。
2つを足すと30800円。それに会社の儲けを1000円プラスすると、31800円。

31800円の収益を上げるには、野菜の原価が500円だったとすると500 + 31800 = 32300円。
店に置かせて貰う場合、販売手数料が30%だとすると、32300円設けるためには約46000円で売る必要が有る。
しかし、それは全て完売した時の場合。3割売れ残ると想定すると、更に設定料金は上がり約66000円となる。

31袋あるから、一袋あたり2130円。
そう、やっぱり一袋2130円だよね♪

ちょっと電器修理を頼むだけでも出張料金2万円とか取られるあれと一緒の感覚だ。

しかし、なぜか農産物の場合にはそのような計算は認められていない感じがする。
生きるのに必須の食べ物がそんなに高くてはいけない!ということなのだろう。

結局いくらだったら売れるんだ?という計算も何もない料金設定で農家は売らざるを得ないのが現状のようだ。
実際に自分が提示した料金は330円。儲けは3300円、時給450円となる。
この計算があるから、農家の人は子供に農業を引き継がせたくなくなるのだと思う。
実際にこれだけの作業をし、この料金で売るとなると生活は維持できない。

でも、消費者と生産者が手を取り合えば状況は打破できると思っている。

上記のようにお金で考えてしまうと、結局は野菜の値段がある程度までしか上げられないのであればコストダウンしか無いという選択になる。
一番高い人件費をまず削減する。海外の低賃金労働者や農業研修生の利用。また、薄利多売のための機械化、省力化のための除草剤、農薬。回転を早くするための化学肥料、、、、

そう、結局、今スーパーに売られているような野菜たちは同じような経路をたどっているのだろう。
そういう涙ぐましい企業努力のお陰で安い野菜を手に入れることができるのだ。
お金で考えれば大成功!

でも、ちょっと待てよ、、、
自分はただ安全安心で美味しい野菜が食べたいんだ。
実際に自分が作った野菜はスーパーに売っているものと明らかに別物だったんだ。
子供が急に野菜を食べるようになったんだ!

でも、生産者はそれを作りたがらない。お金で考えるからね。

そんな中、ビヨンドで育てているような野菜を望む声も出てきている。
そういう野菜は欲しいが値段が高いと買えない、、、そういうこともあるかもしれない。

でも、生産者と消費者が手を取り合えば?
理解し合えば?
絶対に状況は変わってくる。

まず、人件費の問題。
自分の感覚で言えば、農園での作業は喜びであり、楽しみである。
会社を退社した人などがガーデニングや家庭菜園を始めることが多いのを見てもわかるだろう。
お金などいらないから(もしくは低賃金で)働きたいという人(研修生、wwoofer)は現れると思う。
実際、お問い合わせも頂いている。

そしてもし農園に直接買いにきてくれる人が増えたとしたら。
凄い時間がかかるパック詰めが不要になる!目の前で渡すのであれば、1つの袋にバババッと詰めるだけでいいのに、商品として陳列する時には、お客様の目に見えるように一つ一つ透明の袋に入れ無くてはならない、、、これが省けるのであれば物凄く時間短縮になるな。

うまく行けば、一袋330円より、もっと安い値段でも生活していけるようになるのじゃないかな?

自分は人との繋がりが一番大切だと思っているので、買う、買わないとかでなく人と人との支えあいのような形が理想かな。

消費者にはビヨンドの会員となり、会費という形で生産者を支え、生産者は農園を消費者に利用しやすいように管理する。
会員は自由に農園に出入りでき、自由に収穫できる。会員になったらお金を気にせず野菜が食べられる、、、そんな関係を持つことができたらいいよな~

そんな思いで会員制度を提案させて頂いている。

市場で野菜を得る場合には、あえて値段はあまり下げないつもり。
自分が値段を下げると他の有機農家さん達が苦しい思いをするだろうから。

お金で物を考える人が多い中、自分のようなやり方、考え方が理解され、浸透していくには時間がかかるかもしれない。
しかし、もしそのようなやり方を成し得るということを示すことができたら、それは物凄くやりがいがあるってもんさ!


『手を取り合おう』

手を取り合おう!
源は皆、同じ。皆、同じ所から生まれてきたんだ。

仲間だとわかっていれば

偽装なんて必要ないよね
安全を無視してコストダウンなんてしないよね

シンプルでいいんだ

仲間の喜ぶ顔を見たい!
それだけだろう?

本当に皆がそれだけを心に思う時、お金なんかで物を考えたりはしないさ






自然農の収穫祭に

長坂で自然農の畑をしている結いまーる自然農園のMさんの収穫祭にお邪魔してきた。
ここは自分が北杜市に農地を探しに来た時に、初めて寄らせて頂いたところ。

ここで自然農の圃場を見せて頂き、その後に近くの農家民宿(野風草)に宿泊したのが初めての山梨滞在だった。

そして、そこで民宿のオーナーと仲良くなり、なんと住居の保証人にまでなってもらった!本当にお世話になっている。
オーナーのTさんは精神世界に興味があったようで、真理探求にすべてを注いでいた自分の話は気に入ってもらえたようだ。

このMさんとTさんの存在は私にとって大きい。
まるっきり農業を知らない自分が研修も何もせずに農家として独立する際、「何かわからなかったら聞きに来よう」と思えたからだ(別に了承はとっていなかったけど)。

お役所は圏外の素人、しかも草取りもしっかりとしないような人には圃場は貸したがらなかった。
お役所の人が強烈に農業研修を勧めるのを断り、「自分で試したいんです!」との気持ちを伝える際にも「何かわからなかったら聞ける人は近くにいます」と言うのは説得力を増すのに大きな役割を持っただろう。

実際にはすべて自分で試しながらやっており、一度もお二方に農業のやり方について聞きに行ったことはないが、今でも精神的な支柱として大きい。Tさんの紹介でビヨンドを知り、ビヨンドを応援してくれるようになった方などもいる。
今度のキムチ作りにもわざわざ東京から駆けつけてくれるのだ、、、本当に感謝に耐えない。

話は戻り、収穫祭ではお餅が振る舞われた。
いや~、美味しい。こういうの楽しいな~。
2013-12-01 11.39.41

参加者は一品持ち寄りで、沢山の料理も食べれて嬉しかった。
自分はビヨンドのダイコンの葉っぱで作ったおひたしを持参。
ダイコンの葉っぱとしてはびっくりするほど美味しいんだよな、コレが^^

収穫祭には群馬からはるばる来ている夫妻がいた。
そしてお話をしていると、なんと!ビヨンドを知っていると言うではないか!
「あ!これホームページ見たことある!森を開拓していったやつですよね?」

ネット時代、、距離なんか関係ないっていうのが身近に感じられる。

また他の人達とお話をしていたら、「私、知っています。友達がビヨンドに行ったと話を聞いていますから。今度私も行かせてくださいね」。
いろいろな人がビヨンドのことを友達などに伝えてくれているようだ。

多くの人にいつもお世話になっております!ありがとうございます!

自然農の収穫祭に来るような人は自分のような畑にも興味が有ることが多いのだとは思う。

ま、実際はうちは農法などはまるっきり気にはしていないのだけど、、
それよりも何よりも、心の束縛を解き、心が軽く、自由になるようなお手伝いをすることのほうがずっと自分の中では重要だな。

やっている本人が一番面白いんだけどね^^


『心の持ち方1つ』

野菜を人に売るのでは
買った人は食べたらおしまい

野菜の作り方を教えたら
作れる人は野菜に困らなくなる
でも、、作れない人はいつまでも聞きに来る

では、答えは自分の中にあると教えることができたら?
野菜だけじゃない、幸せを手に入れるだろう

大切なのは心の持ち方なんだよ

心の持ち方1つ

Beyond your limits…

友達のcafé、料理店へお野菜のおすそ分け

14日に開催するキムチ作りの会のため、白菜が大きくなってくれるといいなとの思いで、畑で白菜を間引いた。
やっていると結構量が多い。
うーむ、自家消費するにはちょっと多いな、、

という事で、レストランやcaféをやっている友達におすそ分けをしに行くことにした。
昼過ぎくらいからお邪魔しようと思いながら白菜の間引き収獲。
そしてせっかくだからダイコンやタァツァイも一緒に^^

コンテナいっぱいの野菜を運びながら思った。
「普通は収穫したらお金にするために売りに行くんだろうな、、そんなのではなく、ただ好きな人に配りに行きたくなる自分、、イイね~」

自分は、野菜は好きで育てている。
野菜が沢山育ってくれていることで、食べ物には困る必要はないよと感じさせてもらっている。
そういう安心感を多くの人と共有したい!ただそのために作っているだけなので、せっかくなら求める人に食べてもらいたいのだ。

店に並べても売れ残ったりすることがあるかもしれない、、それよりは喜んで引き取ってくれる人に渡したいと思っちゃうんだよな~

コンテナを運んでいると松の丸太が転がっているのが目に入った。
そしてなぜか無性にそれを割りたくなった。
自分でもなぜ割りたくなったかはわからないが、急遽、コンテナを置き、楔とハンマーを持ってきて割り出す。
割りながら、我ながら笑えた。
「俺は何をやっているんだろう?」

そんなことをしていたら出発は遅くなり、3件行こうと思ったcaféのうち、開店時刻に間に合ったのは最初の一つだけ、、、
でも、やはり最終的には結果オーライで、逆に良かったのだけど。

一軒目は北杜市高根町にあるキッチンオハナ
野菜を渡し、ついでに14日のキムチ作りの会のチラシを店内に張ってもらった。
コーヒーをごちそうになり、ロケットストーブなどの話をしていたらあっという間に5時近くに。
長らくおじゃましてしまった!
パパさん、コーヒーご馳走様。そして楽しい会話をありがとうね。

二軒目はニコサンカフェ。 
行くまでの道が細い山道だったりして、「こ、ここの道で合っているのか??」と心配になるような場所にある。
実際、自分は道に迷い、開店時刻に間に合わず、、、
到着時には思いっきり明かりは消え、人の気配がなかった、、、

先日オープン一周年だったというのもあり、挨拶したかったんだがな、、、と入り口のところで野菜を置き、自分からのだとわかるようにビヨンドのチラシを添えようとしていたら横からオーナーの奥さんが出てきた。

なんだ、隣に住んでいたのか!
野菜を手渡し、お祝いを述べ、ビヨンドの野菜の特徴もお話させて頂いた。

既にあたりは真っ暗。
三軒目は清里にあるわらぴよ食堂。 
ここは閉店18:00だと何故か勘違いしつつ向かったのだが、着いたのは18時過ぎ。
しかし、店内に明かりは灯っており、セーフ!

聞くと実は閉店時刻は17時で、普段だったらもう誰もいない時間だったという、、、
おォォ、危ないところだった。丸太なんて割っているから、、、

でも、逆にそのタイミングだったからこそ楽しい滞在になった。
オーナー夫妻とスタッフ、そして友人と4人で団欒中だったのでそこに混ぜて頂いた。
しかもラーメンまでご馳走になっちゃって、、、

いや~、気づいたら畑を離れてから5時間も経っている。
効率とか打算とか、そんなのではなく、ただ幸せに向かって走っていく、、、
そんなのが自分は好きなんだよな~



『ママ~、見て見て~!』


子供が一生懸命何かを作っている

そして、顔を輝かせながらそれを母に見せる

「ママ~、見て見て~!」

見せればご褒美が貰えるなんて考えているわけしゃないよ

ただ、大好きなママに見てもらいたいんだ
喜んでくれる顔を見たいんだ!

下手くそでも何でもいい

作品ではないんだ

その純粋な心が、母親の顔を輝かせるんだよ

プロフィール

ヤス

Author:ヤス
自然の恵み、豊かさを多くの人と共有したい!

=自然農園ビヨンド 代表=

無農薬、無肥料の自然栽培で野菜を育てながら、野菜販売、体験イベントなどを行なっております。

>>Beyond自然塾

>>自然農園ビヨンド

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